マタニティ歯科アイキャッチ

マタニティ歯科

お母さんとマイナス1歳からの予防

1.マタニティ歯科

マタニティ歯科マタニティ歯科とは、妊婦さんを対象に妊娠中のお母さんとお腹にいるマイナス1歳の赤ちゃんのお子様を対象とした歯科です。

妊娠すると…

唾液がねばねばしてくるので、食べかすが残りやすくなる

つわりで吐きやすい・食生活が不規則になりやすい

すっぱいものを好んで食べることも多くなる

歯ブラシを口に入れるだけで気持ちが悪くなり、歯磨きを遠ざけたくなる

 

このように妊娠すると口の中や食生活が変化することにより、口の中が酸性に傾きがちになり、むし歯や歯周病が起きやすくなります。気持ちや体調の変化から、歯科治療を受けたくない気持ちになってしまったり、

女性特有の体の変化について、歯科医師に話しづらいこともあるかもしれません。

当院では、妊娠を考えられている方・妊娠中・授乳中の女性に積極的に歯科を受診してもらえるよう、女性歯科医師・歯科衛生士によるマタニティ歯科に取り組んでいます。もし治療が必要であれば安定期に歯科治療を行うことができます。

また当院はバリアフリーのためベビーカーごと一緒にチェアーサイドまで行くことができます。

■マイナス1歳から始める虫歯予防マタニティ歯科②

乳歯は妊娠7~10週くらいから、歯の芽になるものができ、妊娠4~5ヶ月ころには石灰化(硬い組織になること)が始まっています。
マタニティ歯科

石灰化に必要なカルシウムやリンはお母さんの血液から供給されます。
またもともと赤ちゃんのお口の中に虫歯菌は存在せず、虫歯菌は8割以上の確率で母親から感染することが分かっています。

つまり、赤ちゃんの虫歯予防は、マイナス1歳(妊娠期)から始めることが、最も重要なのです。
マイナス1歳からのマタニティ歯科であなたの大切なお子さまのお口の健康 を守るお手伝いをさせてください。

■妊娠中の治療時期

マタニティ歯科③安定期(16週~27週)に治療することをおすすめします。
妊娠初期(~15週)は、流産の可能性が考えられるため,通院や治療に伴うリスクを考慮し,急性症状のみ応急処置を行う場合があります。
妊娠後期(28週~40週)は、お腹が大きいため治療中の体位による低血圧や早産の危険性を考慮し、右側の腰の下にクッションかタオルを丸めて置き、下大静脈の圧迫を排除した体位でなるべく短時間で応急処置を行う場合があります。

 

マタニティ歯科④歯科レントゲン撮影は、鉛のエプロンを着用することで、胎児の被爆がほとんどないことが確認されています。しかし当院では、母体と胎児の健康を考えできる限り控えさせて頂いています。

麻酔が必要なときは、局所麻酔なので、赤ちゃんに影響が及ぶ範囲ではありません。

痛みを緩和することでストレスフリーに治療を進めることができ、母体や胎児の負担や影響を軽減できます。また帝王切開で使用する麻酔なので、ほぼ問題なく使用することができますが、妊娠初期は控えさせて頂いています。

 

マタニティ歯科⑤内服薬が必要な場合も、妊娠中、授乳中に内服しても影響のないお薬を必要最低限処方しますのでご安心ください。 いずれの処置も必要であれば、産婦人科の先生にご相談させていただくこともあります。

マタニティ歯科⑥

 

 

 

 

2.歯周病と早産・低体重の関係

マタニティ歯科⑦エストロゲン(女性ホルモン)の増加により、歯周病になりやすくなります。歯周病は血行を介して胎盤や子宮へと感染していきます。

この歯周病菌の炎症性物質(プロスタグランジン)が子宮を収縮させ、 早産を引き起こしたり、胎児の成長不足を引き起こし 低体重児の出産につながったりします。

しかし、適切な歯周治療を行うことで、そのリスクを低減することが出来ます。
歯周病予防、歯周病を軽減させることで安全な出産へとつながります。

3.出産後も安心して通院できる環境

マタニティ歯科⑧お子様が産まれてからは、お子さまと一緒にベビーカーごと診療室に入ることができるバリアフリーの歯科医院です。

お手洗いもベビーカーごと入れます。

またキッズルームやDVDルームでお子さまの遊ぶ場所があり、授乳室も完備しているので、お母さんは安心して治療をお受けいただくことができます。